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昭和17年1月、旧豊年製油株式会社(現在の株式会社J-オイルミルズ)中央研究所が公益法人に移管され、財団法人杉山産業化学研究所が東京都三鷹市井の頭に誕生しました。
当時の豊年製油社長杉山金太郎は、日本の化学工業技術の発展と国民の食生活の向上に貢献することを目的として設立しました。
設立当時の研究は、植物油からの航空機用潤滑油の合成、大豆タンパクの食糧化など戦時色の強い研究でしたが、戦後は、大豆を中心とした油脂化学、生理活性物質等の生化学、合成樹脂接着剤を始めとする高分子化学、澱粉の利用技術の開発など幅広い分野で研究を展開し、日本の産業技術の発展に貢献して来ました。
三鷹市の旧研究所跡地は井の頭恩賜公園の一部として開放され、市民の憩いの場となっています。
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